
4日に中国・上海で開催されたABB FIA フォーミュラE世界選手権の第12戦を制したのは、ポルシェ・フォーミュラEチームのパスカル・ウェーレイン。
ポールポジションからスタートしたウェーレインは、30周のレースのうち約80%となる24周をリードする驚異的な支配率を誇り、今季2勝目となる優勝を果たした。
上海でのレースをひとつ残した段階で、チャンピオンシップリーダーのミッチ・エバンスまで3ポイント差の2位まで迫ったこのレースを「チャンピオンシップにとって非常に重要な局面だった」とウェーレインは表現した。
「残すところ数レースの段階でかなり僅差な差ですから、すべてのレース、すべてのポイントが重要になります。今日は予選で3ポイント、レースで25ポイントを獲得でき、完璧な一日となりました」
「シーズンの終わりまで、獲得できる限りのトロフィーを集めたいと思っています」
レースの後半、急激な雨に見舞われセーフティーカー(SC)が導入された。その直後、トップを走行していたウェーレインはSC導入に驚くような無線を入れていた。
「まだ(SC導入には)早いのではと思いましたから、誰かがコースオフしたのかと思いました。ですが、翌周には激しい雨が降ってきて、レースの半分をすでに消化した状態でスリックタイヤのようになっているなかでは間違いなく必要なSCでした」
SC導入後すぐに雨はやみ、改善されたコンディションのなかでレースが再開されると、その後一度もリードを譲ることなくチェッカーフラッグを受けた。
「完璧なパフォーマンスを発揮でき、これ以上ないほど満足しています。私たちは一切のミスを犯さず、すべてが完璧でした」
「非常に良いペースだっため、他車のスリップストリームを利用する必要性を感じませんでした。そのおかげで、後方集団から距離を置くことができました」
「チームに心から感謝しています。残り5レースですべてを出し切れるよう全力を尽くします」
翌日に開催された第13戦をへて、ウェーレインはチャンピオンシップ首位に浮上。2位のエバンスに9ポイントの差をつけ東京へと向かう。
(文=矢野 巧)






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