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フォーテスキュー・ゼロ、バーナード起用を発表 ジム・ライト代表体制下で契約継承

フォーテスキュー・ゼロ・レーシングは12日、ABB FIA フォーミュラE世界選手権2026/27シーズンにおいて、テイラー・バーナードを起用すると発表した。

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フォーテスキュー・ゼロ、バーナード起用を発表 ジム・ライト代表体制下で契約継承

 フォーテスキュー・ゼロ・レーシングは12日、ABB FIA フォーミュラE世界選手権2026/27シーズンにおいて、テイラー・バーナードを起用すると発表した。

 同チームを運営するのは、オーストラリアのエネルギー企業であるフォーテスキュー。昨季限りでフォーミュラEへの参戦を終えたペンスキーの参戦枠を買収したフォーテスキューは、ペンスキーと複数年契約を締結していたバーナードを引き継ぐ形で起用する。

 フォーテスキュー・ゼロ・レーシングは、イングランド・キッドリントンにファクトリーを構えるジャガー・TCS・レーシングと同地に拠点を構え、9月初旬からフォーミュラE参戦への準備を本格化させている。パワートレイン(PT)を供給していたDSオートモービルズの撤退後、資金難でPT供給元のめどの立たなかったペンスキーの株式をフォーテスキューが買収し、ジャガーPTを使用するカスタマーチームとして2026/27シーズンから参戦を開始する。

 先月にはジム・ライト氏がチーム代表に就任したことを発表。ライト氏は、1994年にウィリアムズF1チームでマーケティング責任者を務め、その後トロ・ロッソやヴァージン・レーシングを経て、2014年にベンチュリー・フォーミュラEチームに加入。マヒンドラ・レーシングやアンドレッティ・オートスポートなどでフォーミュラEの運営に携わり、2026年9月にフォーテスキューへ加わった。

 ライト氏は代表就任に際し、「フォーテスキュー・ゼロのモータースポーツと技術開発の歩みにおいて重要な節目となる時期に、チームに加わることを楽しみにしています」と語った。また、フォーミュラEと展開するレース中の急速充電であるピットブースト供給を通じた「Race to Road」が、新規参戦でさらに拡大することを参戦意義に挙げ、「モータースポーツを通じて実社会で活用される技術の開発を加速させながら、最高水準の競争に挑むという明確な目標を掲げています。世界で最も競争が激しく、技術的な要求水準も高い選手権で、次世代のフォーミュラEに向けて新チームを立ち上げることは大きな挑戦であり、まさに私の意欲をかき立てる機会です」と述べた。

 今回チームへの加入が発表されたバーナードは22歳の英国人。2023/24シーズンにマクラーレン・フォーミュラEチームのリザーブを務めながらFIA F2に参戦。同シーズン中の2024年モナコe-Prixにおいて、負傷したサム・バードに代わりフォーミュラEデビューを果たし史上最年少での出走記録を樹立。その後ベルリンでの2戦も参戦しポイントを獲得すると、史上最年少でのポイント獲得記録も更新した。
 2024/25シーズンにはマクラーレンからレギュラー参戦を開始し、5度の表彰台、1度のポールポジション、1度のファステストラップを獲得。いずれも史上最年少記録であった。同シーズン末をもってマクラーレンが撤退したため、2025/26シーズンはDSペンスキーに移籍。最終戦ロンドンで初優勝を果たし、史上最年少優勝記録を22歳2か月15日という年齢で記録したが、ペンスキーも同シーズン限りでフォーミュラEから撤退。ペンスキーを買収したフォーテスキューと契約を締結し、新体制のもと2026/27シーズンから始まるGen4時代を迎える。

 バーナードはフォーテスキュー・ゼロ・レーシングへの加入に対し、「ゼロからモノを築き上げる一員になれることを大変うれしく思います。大きな野心を持つ新チームであり、その目標をサーキットでの結果につなげるために貢献したいです」と語った。
「フォーテスキュー・ゼロは高性能な電動技術の開発で確かな実績を持っています。チームと協力し、その技術をこれまで以上に進化させ、開発を加速させることが楽しみです。多くの努力が必要になることは理解していますし、だからこそこの機会に大きな魅力を感じています。早く仕事を始めたい」と意欲を示した。

 ジム・ライト代表は、「新チームが中心に据えるドライバーとしてまさに理想的な存在であり、フォーミュラEの上位争いに加わるだけのスピード、規律、レース運びの技術をすでに示している」と語り、バーナードの強い意欲とすでに実力を示してきた若い才能に期待を高まらせた。
「若く、強い意欲を持ち、大きな可能性を秘めています。エンジニアと連携し、マシンの性能と効率を最大限に引き出す方法を理解している点も重要です。私たちは明確な目標を掲げて新チームを構築しており、バーナードはその第一歩です。ともに何を成し遂げられるか楽しみにしています」

 フォーテスキュー・ゼロの電動モビリティ部門最高技術責任者(CTO)を務めるトラビス・ヘスター氏は「フォーミュラEでは、ドライビング性能、エネルギーマネジメント、エンジニアリングの精度が交わる領域で勝敗が決まる。テイラー(・バーナード)はその3つを備えている」と述べ、「彼は、現在の競争力を高めると同時に、次世代の電動技術を支える技術開発において、エンジニアを支援できるドライバーだ」と期待を寄せた。また、新規参戦となるチームの立ち上げ段階から参画するバーナード起用で競争力の確立を目指すとしている。

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