
DSペンスキーとしてABB FIA フォーミュラE世界選手権に参戦するペンスキーが、資金面の問題から2026/27シーズン以降の参戦を断念する可能性が高まっていることがわかった。
今年3月、ペンスキーにパワートレイン(PT)を供給するDSオートモビルズが、2025/26シーズンをもってフォーミュラEから撤退することを発表。これを受け、ペンスキーの来季以降の参戦をめぐる不透明感が強まっていた。
2026/27シーズンからは新型マシンのGen4が導入されるが、現時点でペンスキーの新たなPT供給元は正式に発表されていない。当初はマヒンドラが有力視されていたものの、現在に至るまで契約締結を示す発表はなく、背景にはペンスキーの資金難があるとみられている。
なお、DSの撤退発表翌日には、ドイツ大手自動車メーカーのオペルがフォーミュラEへの参戦を発表。DSとオペルはいずれもステランティスグループに属することから、当初はオペルがペンスキーの参戦枠やチーム体制を引き継ぎ、ブランドを変更して参戦すると見込まれていたが、オペルはドイツを拠点とする自前のファクトリーチームとしてフォーミュラEに参戦することも同時に発表。これにより、ステランティスグループ内のメーカーがDSペンスキーの体制を引き継ぐ可能性は極めて低くなった。

DSペンスキーで2度の勝利を挙げたマキシミリアン・ギュンターは、DSと過ごした2年間の旅路を振り返る。
「DSとともに歩んできた素晴らしい歴史を振り返ると、昨年は素晴らしい結果をともに収めることができました。レースで勝利し、ポールポジションを取り、自分のキャリアにとっても非常に素晴らしい瞬間でした。フォーミュラEにおいて大きな成功を収めたマニュファクチャラーであるDSの最後の有終の美を飾れることを楽しみにしています」
同時に「ペンスキーはグリッドに残り続ける」と明かしたものの、ギュンターは来季に向けてエンビジョン・レーシングと契約したと報道されている。チームの未来の不信感がこの選択に影響しているとみられる。
また、テイラー・バーナードは「ほかのチームや、別のカテゴリーのチームともコミュニケーションをとっている」と明かした。
昨季末にフォーミュラEから撤退したマクラーレンからDSペンスキーへ移籍したバーナードにとって、仮にチームが今季限りで活動を終了すれば、2年連続で所属チームがフォーミュラEから姿を消すことになる。
(文/写真・インタビュー=矢野 巧)






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