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ウェーレイン、波乱の末に2度目の戴冠 デニスは接触を「恥ずべきこと」と批判

16日、ABB FIA フォーミュラE世界選手権第17戦ロンドンE-Prixにおいて、ポルシェのパスカル・ウェーレインが2025/26シーズンのドライバーズチャンピオンに輝いた。

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ウェーレイン、波乱の末に2度目の戴冠 デニスは接触を「恥ずべきこと」と批判

 16日、ABB FIA フォーミュラE世界選手権第17戦ロンドンE-Prixにおいて、ポルシェのパスカル・ウェーレインが2025/26シーズンのドライバーズチャンピオンに輝いた。2023/24シーズン以来、2度目のタイトル獲得となった。

 チャンピオンシップリーダーとして最終戦を迎えたウェーレインは、タイトル争いのライバルであるジェイク・デニス、ミッチ・エバンスより前方からレースをスタート。序盤は有利な展開でレースを進めていた。
 しかし、タイトル争いは大きく揺れ動く。ジャガーのアントニオ・フェリックス・ダ・コスタが、チームメイトのエバンスに初のドライバーズタイトルをもたらすべく、ウェーレインに激しいバトルを仕掛けた。ダ・コスタはウェーレインを押し出すような形で他車の追い抜きを誘発し、ウェーレインはポイント圏外まで後退。さらに、その混乱の中でデニスもウェーレインを追い抜き、一時はチャンピオンシップのリードを奪った。

 ところが、その後ウェーレインとデニスが接触。デニスはバリアに接触して大きく後退し、両者ともポイント圏外での走行を強いられることになった。
 最終的にウェーレインはポイント差を守り切り、2度目のチャンピオンシップタイトルを獲得した。

 他車による激しい攻防に大きく揺さぶられたレースを終えたウェーレインは、チェッカーフラッグを受けた直後、「みんなが、みんなが僕に挑んできたけど、やってみろよ、僕が勝ったぞ」と興奮に満ちた無線を飛ばした。

 レース後のプレスカンファレンスでは、第17戦について「あんなことが起きるなんて予想もしていなかった」と振り返った。
「今日の状況を踏まえると、本当に特別な気分です。最初のタイトルの方が少しだけ興奮したと言わざるを得ないですが、今日のレースは熱かった。本当にタフなレースでしたが、いずれにせよこれがレースだし、僕たちはやり遂げることができたんです」
「今日、そしてここまでのレースで僕たちは基礎を作り上げてきました。昨日、再びチャンピオンシップのトップに返り咲くなど、今週末のアプローチは実に素晴らしくすさまじい仕事をでした。波のあるシーズンだったけれど、プレッシャーがかかったとき、ここぞという重要な場面で、僕たちはやっぱり強いんです」

 ダ・コスタとのバトルによって一時的にデニスへチャンピオンシップのリードが移ったものの、ウェーレイン自身は「自分の手から離れていってしまう」と感じるような瞬間は一度もなかったと語った。
「アントニオ(・フェリックス・ダ・コスタ)が何をどこまでやったかは予測不能でした。彼がこのレースでやったことについては…ノーコメント。普通の状況であれば、僕たちは良いレースをして、おそらく再び表彰台に登れていただろうと思います。それでも、僕たちが達成すべきことを達成し、やるべきことをやり遂げました」

LONDON, ENGLAND – AUGUST 15: Jake Dennis of Great Britain and Andretti Formula E walks along the pitlane during qualifying, ahead of the London E-Prix, Round 16 of the 2026 FIA Formula E World Championship at ExCel London on August 15, 2026 in London, England. (Photo by Simon Galloway/LAT Images)


 一方、17番手からスタートし、追い上げの末に一度はウェーレインを上回ったデニスは、「チャンスがあった」と最終戦を振り返った。
「今日僕たちはすべてを完璧に遂行できたと思う。タイトルが狙える位置まで追い上げ、ある時点では先行して…。やるべきことはすべて正しくやれたと思っています」

 しかし、デニスはレース終盤、ウェーレインとの接触によってバリアに押し出され、レースでの勝負権を失った。
 チャンピオンシップを争った両者の接触について、デニスはウェーレインを強く批判した。
「単純な話、彼は僕をレースから排除しました。恥ずべきことですし、今日パスカル(・ウェーレイン)とポルシェが見せた、パスカルが明らかにリードしている状況でありながら、僕をそのまま壁に叩きつけるなんて」

 5ポイント差でウェーレインを追う形で最終戦を迎えたデニスは、自身がノーポイントに終われば、ウェーレインがどのような形でペナルティを受けたとしてもタイトルを逆転できない状況だったことにも言及した。
「かなり驚かされたけれど、最終的に彼らがそういう形で勝ちたいなら勝てばいい。でもそれがこのゲームであり、追う立場で最終戦を迎えたときに起きることなのでしょう。(追われる側は)相手を撃墜できるし、最終的にペナルティを受けたとしても僕が壁に刺さっているんだから何の意味もない」

「僕は誇り高くロンドンを去ることができる。自分のドライビングに取ったリスクには満足しているし、かなり良い精神状態でオフシーズンに入れるよ」

 最終的に自身のパフォーマンスには満足していると語ったデニス。さらに、婚約者が数週間後に出産を控えていることを明かし、「Gen4も楽しみだし、もちろんBMWとの仕事もまだすごく忙しい。だから個人としては、ワクワクするような数ヶ月が待っている。本当に楽しみにしているよ」と、波乱にみちたシーズン12の戦いを締めくくった。

 フォーミュラEのシーズン13は12月からサウジアラビア・ジェッダで史上最速のマシンGen4とともに幕を開ける。

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