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デ・フリース、4年ぶりのポール獲得 モルタラはサス損傷も「信じられない」2番手

16日、イングランド・ロンドンで開催されたABB FIA フォーミュラE世界選手権第17戦の予選で、マヒンドラ・レーシングのニック・デ・フリースがポールポジションを獲得した。

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デ・フリース、4年ぶりのポール獲得 モルタラはサス損傷も「信じられない」2番手

 16日、イングランド・ロンドンで開催されたABB FIA フォーミュラE世界選手権第17戦の予選で、マヒンドラ・レーシングのニック・デ・フリースがポールポジションを獲得した。

 デュエル予選では、マヒンドラのデ・フリースとエドアルド・モルタラがともにセミファイナルへ進出。そこで2台のポルシェを下し、デュエルファイナルはマヒンドラ勢による対決となった。
 チーム史上初となるフロントロー独占を確定させたマヒンドラは、デ・フリースがモルタラを0.205秒差で破り、ポールポジションを獲得。デ・フリースにとっては2022年以来、フォーミュラE復帰後では初のポールポジションとなった。

 今回の予選は、現行マシンGen3にとって最後のポールポジションとなる。Gen3時代最初のポールポジションは、2022年のメキシコシティE-Prixで当時マヒンドラに所属していたルーカス・ディ・グラッシが獲得したもの。くしくもGen3最後のポールポジションは、ディ・グラッシの引退レースのなか、マヒンドラのデ・フリースが記録した。

 今季2勝を挙げているデ・フリースは、久々のポールポジションについて「素晴らしかった」と振り返った。
「エド(・モルタラ)と僕のふたりがデュエルファイナルまで勝ち進むことができました。これほど強力なパッケージを与えてくれたチームに感謝したいです。そして今日は多くのチャンピオンシップがかかる非常に重要な日です。大切な場面で結果を出すことができとても嬉しいです」

 今回デ・フリースが破ったモルタラは、今季ジェッダでの2連続ポールを含め、これまで4度ポールポジションを獲得している。
「エドは今季、予選で信じられないほど素晴らしいパフォーマンスを見せてきました。彼は4度のポールポジションを獲得しましたが、僕自身はマシンをまとめるのに少し苦戦していました。ですが今回、チームにとって最も重要なタイミングですべてが上手くまとめあげることができ良かったです」

 ポールポジションによる3ポイントを加え、マヒンドラの獲得ポイントは219点となった。チームズチャンピオンシップ3位につけるアンドレッティ・フォーミュラEチームとの差は10ポイント。デ・フリースは「僕たちはレースを戦い、大きな目標であるチームズチャンピオンシップ3位の座を掴み取りたいと思っています」と自信をのぞかせた。


 一方、2番手につけたモルタラは、グループ予選終盤のアタックでマシン左側を壁に接触。フロントサスペンションを大きく損傷し、ステアリングが曲がった状態でデュエル予選に臨んでいた。
 それでもデュエルを勝ち進み、フロントローを獲得したモルタラは「信じられない」と驚きを口にした。
「グループ予選の2回目のアタックラップで壁にかなり激しくヒットしてしまい、フロントサスペンション全体が完全に曲がってしまいました。50度か、60度以上も曲がっていて…最初のデュエルの前に、コースに出るだけでもかなり危うい状態になるだろうと思っていました」

「でも信じられないことに、クォーターファイナルとセミファイナルを勝ち進むことができました。マシンは右コーナーではあまり曲がらず、左コーナーではすごく良く曲がる状態で、走るにつれどんどん慣れていったという感じです。マヒンドラにとってフロントローを獲得できたのは嬉しいです」

 現在のGen3マシンにとって最後であり、フォーミュラE 2025/26シーズンの最後のレースである第17戦ロンドンE-Prixは、日本時間23時05分からスタート予定。

(文=矢野 巧)

 

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