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ウェーレイン優勝で首位浮上 最終戦へ「狙うは勝利だけ」

ABB FIA フォーミュラE世界選手権第16戦で優勝を果たしたのはポルシェ・フォーミュラEチームのパスカル・ウェーレイン。

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ウェーレイン優勝で首位浮上 最終戦へ「狙うは勝利だけ」

 ABB FIA フォーミュラE世界選手権第16戦で優勝を果たしたのはポルシェ・フォーミュラEチームのパスカル・ウェーレイン。予選ポールポジションで獲得した3ポイントと合わせ28ポイントを得て、最終戦を前にチャンピオンシップリーダーへ躍り出た。

 ポールポジションからスタートしたウェーレインは、2位を走るチームメイトのニコ・ミュラーが後続を抑えるアシストにも支えられ、確実にリードを広げていった。
 ウェーレインと同点でタイトルを争うミッチ・エバンスとミュラーの間で2位をかけたピット戦略の攻防が繰り広げられるなか、21周目にフルコースイエロー(FCY)が導入されたタイミングで、ウェーレインはピットイン。600kWのピットブーストを実施した後もトップを守り抜き、そのまま1位でチェッカーフラッグを受けた。これによりドライバーズチャンピオンシップで169点の首位となり、2位のジェイク・デニスに5点差をつけ日曜の最終戦を迎える。

 ポール・トゥ・ウィンで第16戦を制したウェーレインは、「素晴らしい1日でした」とレースを振り返る。
「週末を通して調子が良く、フリー走行でも常にトップ2やトップ3を維持できていました。予選も完璧でフロントローを独占でき、レースも計画通りに進みました」
 一方で、僅差のタイトル争いで貴重となるファステストラップの1ポイントを逃したことには「ファステストラップ(を逃したこと)以外は完璧でした」と悔しさも覗かせた。

 レース序盤、ミュラーが3位以下を抑え込むチーム戦略によって大きなリードを得たことについて、ウェーレインは「自分自身のレースに集中していた」と明かす。ミュラー自身はピットイン後にFCYが導入されたため11位に終わったもののミュラーをに合わせた戦略を採用したエバンスも8位にとどまり、ウェーレインとのポイント差は21点まで拡大した。
「(ミュラーのサポートは)大きな助けになりましたが、ピット戦略とFCYのタイミングが悪かったですね。それがなければ、また違った結果になっていたはずです」

 この勝利でランキング首位に立ったウェーレイン。これは土曜日のレースで勝利して首位に浮上し、日曜日に2位表彰台を獲得して戴冠を果たした2023/24シーズンの再来を思わせる展開だ。シーズンを締めくくる第17戦を前に、「プランAは、次も勝つことです。まずは予選で上位グリッドを獲得しなければなりません。もし勝てない場合は状況に応じてポイント計算を行いますが、狙うは間違いなく勝利だけです」と強い自信をのぞかせた。

 3人がタイトルを争うABB FIA フォーミュラE世界選手権第17戦の決勝は、16日23時05分からスタートする。

(文=矢野 巧)

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