
ローマン・スタニェクが、ABB FIA フォーミュラE世界選手権の2026/27シーズンに向け、契約交渉を進めていることがわかった。
具体的な交渉内容については明らかになっていないものの、現時点ではペンスキーの開発ドライバーとなる可能性があるとみられる。
チェコ出身の22歳のスタニェクは、2019年にフォーミュラデビュー。その後、3年間にわたるFIA F3の参戦を経て、2023年から2025年までFIA F2に参戦した。2026年は活動の場を日本へ移し、全日本スーパーフォーミュラ選手権に参戦している。
今年11月16日の公式テストで幕を開けるフォーミュラEの新シーズンは、Gen4というシリーズ史上最速のマシンが導入される。
Gen4マシンの開発経験が重要となる今、フォーミュラEのチームやマニュファクチャラーとの関係を持たないスタニェクが交渉のテーブルについている相手として可能性が高いとみられるのがペンスキーである。ペンスキーは2026/27シーズンに向けたパワートレイン供給元が現在も明らかになっておらず、資金面の問題から現行体制での参戦継続が不透明な状況にある。一部株式の売却も行われており、参戦する場合は売却先である豪・フォーテスキューのパートナーであるジャガーの傘下に入ると見込まれている。
スタニェクは再び欧州を拠点とするシングルシーターへの復帰を望んでいるとされる一方、2026年から参戦するスーパーフォーミュラでキャリアを継続する可能性も視野に入れている。
世代交代が進むフォーミュラEにおいて開発ドライバーとして経験を積み、将来的なレギュラー参戦への足掛かりとすることも、スタニェクにとって有力な選択肢となりそうだ。
なお、2026/27シーズンに向けては、複数のチームでシートが確定していない。ペンスキーの1席に加え、ローラ・ヤマハも、現時点で関係性の深いフリーエージェントを抱えていない状況にある。
(文=矢野 巧)







コメント(0)
コメントを残す