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Gen4がグッドウッドで2位タイムを記録。技術的進歩を示すとともにAI実証実験も実施。

フォーミュラEは、7月9日から12日にかけて英国で開催されたグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードにおいて、シーズン13(2026/2027)から導入予定の新型マシン「Gen4」の開発車両による走行を実施した。

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Gen4がグッドウッドで2位タイムを記録。技術的進歩を示すとともにAI実証実験も実施。

 フォーミュラEは、7月9日から12日にかけて英国で開催されたグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードにおいて、シーズン13(2026/2027)から導入予定の新型マシン「Gen4」の開発車両による走行を実施した。

 約25万人の観客が集まったフェスティバル・オブ・スピードは、イングランドのグッドウッド・ヒルを舞台に象徴的な車が走行する英国の自動車文化を代表するイベントで、フォーミュラEはABB FIA フォーミュラE世界選手権にレギュラードライバーとして参戦するダン・ティクタムのドライブでGen4を披露した。初のグッドウッド挑戦となったティクタムは、1.16マイルのコースで42秒46を記録し、今大会の総合2位、歴代記録としても史上5番目の速さを記録した。

 このヒルクライムでの走行において、Google Cloudと共同で構築されたハイブリッドAIアーキテクチャーのテストも実施。市販スマートフォン「Google Pixel 10 Pro」を車両に搭載し、ライブテレメトリー、映像、音声データをすべてデバイス上で処理し、瞬時にドライバーへコーチングを提供する高速エンジニアリングの実証が行われ、次世代の一般消費者向けハードウェアが、極限環境における大量データを扱う運用を実行できることを証明した。

 ティクタムはヒルクライムでの走行を通じ、「Gen4がどれだけ印象的なのかをファンに披露することができた」と振り返る。
「そのパワー、四輪駆動によるグリップ、そして加速性能を英国のファンへ示すことができました。このマシンはヒルクライムを攻略するためではなく、市街地サーキットでレースをするために設計されています。自分にとっても初のグッドウッド初挑戦という条件のなか、2位という結果に満足しています」
「Gen3からの進化は非常に大きく、フォーミュラEにとって大きなステップとなる2026/27シーズンに何が待っているのか、その一端を目にすることができたでしょう」
「来年またグッドウッドで、さらに一歩上の結果を目指したいと思います」

 今年11月中旬にスペイン・マドリッドで開催される公式テストで、初めて競技用マシンとして実戦導入されるGen4は、最高速度335km/h以上、さらに最大600kWを発生させる常時四輪駆動の電動マシン。100%リサイクル可能な世界初のレーシングカーであり、ブリヂストンの提供する天然ゴムの認証を受けた30%を含む65%の天然・再生材料で構成されたタイヤとともに、13年目を迎えるフォーミュラEが電気自動車の技術的進化を示す史上最速のマシンとなる。

 また、会場では初代マシンのGen1のほか、DS オートモービルがGen2、マヒンドラ・レーシングが現行のGen3 evo、そしてジャガー・TCS・レーシングがGen4開発車両のJaguar GEN4 proto_TYPEで走行を披露。電動自動車の世界選手権における技術的進歩を実際の走行で明確に示した。

 フォーミュラCEOのジェフ・ドッズ氏は、フォーミュラEの持つレースへの姿勢がフェスティバル・オブ・スピード参加を決めたと話す。
「私たちは待つこともできましたが、レーサーである私たちはそうはせず、開発車両を世界最高峰のモータースポーツイベントのひとつへ持ち込み、その実力を試したのです」

「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードは世界有数のモータースポーツの祭典です。この象徴的なイベントで英国のファンに初めて披露できたことを大変誇りに思います。Gen4は、電動車レースのパフォーマンス向上を示すだけでなく、モータースポーツにおける革新とサステナビリティの限界へ挑戦し続ける私たちの姿勢を体現しています」
「実戦デビューまでまだ数か月を残したマシンが、グッドウッド初挑戦のドライバーによってヒルクライム史上最高のドライバーをわずか0.5秒差まで追い詰めたというのは驚異的な成果です。この週末に成し遂げたことは、すべてのエンジニア、メーカー、パートナー、そしてフォーミュラEファミリーの一員が誇りに思うべき結果です。また戻ってきます」

(文=矢野 巧)

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