
【上海】チャンピオンシップ首位に位置するミッチ・エバンスは、4日・5日にダブルヘッダーで開催されるABB FIA フォーミュラE世界選手権の第12戦・第13戦 上海E-Prixを前に、展望を語った。
現在ドライバーズチャンピオンシップ1位につけ、2位のオリバー・ローランドに19ポイント差をつけているエバンス。前戦の三亜E-Prixでは、他車との接触によるダメージの修繕に伴い無得点に終わってしまったものの、ローランドをはじめチャンピオンシップ上位4名のドライバーが揃ってポイントを獲得できなかったことで、この大きなリードを維持したまま上海へ乗り込むこととなった。
エバンスは三亜での週末を「仕方のないことだったと受け止めている」と振り返った。
「残念な結果でしたが、自分たちではコントロールできないことでした」
「それまでは良いレースができていましたから理想的な展開ではありませんでしたが、多くのドライバーにとっても不運なレースでしたね」
フォーミュラE史上最多となる通算16勝の記録を持つエバンスにとって、いまだ手にしていないドライバーズタイトルは最大かつ唯一未到の目標だ。今週末の上海だけではなく、残りのシーズンすべてにフォーカスした展望を明かした。
「今季は残り6レースもあります。フォーミュラEは多くのことが起こり得るし、レースごとに状況は大きく変わり得ます。私たちにはある程度のマージンはありますが、それはあっさりとなくなるかもしれないし、私が簡単にリードを広げることだってできます」
「このシーズンの終盤戦を最適化されたものにしたいと考えています。今週末から始まり、一戦一戦を大事に戦い、何ができるかを見ていきます」
エバンスにとって今シーズンは、フォーミュラEデビュー以来10年間にわたり在籍したジャガー・TCS・レーシングで戦う最後のシーズンとなる。すでに今季限りの離脱が発表されており、英国チームとのパートナーシップの集大成として、最高の結果を求めている。
「今季、早い段階でチームと話し合い離脱を決めました。あまりにも長い間、このチームの一員だったわけですから、(ジャガーを離れることは)最初は奇妙な感覚になると思います」
「しかし、これが現実です。この10年間におよぶパートナーシップを可能な限り最高の形で締めくくるために、ドライバーズとチームズの両選手権のタイトルを獲得し、ベストな形で終えられるよう努力します」
なお、上海E-Prixは悪天候が見込まれるため第12戦・第13戦ともにスケジュールが変更。決勝スタートは3時間前倒しの13時05分(日本時間)からとなる。
(文・インタビュー=矢野 巧)










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