トップ/ニュース

モナコとル・マン制覇のデ・フリース、「決して諦めてはいけないと教えてもらった」と心境語る

ABB FIAフォーミュラE世界選手権第9戦モナコE-Prixで、自身4年ぶりとなる優勝を飾ったニック・デ・フリース。長く続いた不運な流れを断ち切る勝利に、レース後には思わず「やっと報われた」と胸の内を明かしていた。  …

Shareこの記事を共有
X
モナコとル・マン制覇のデ・フリース、「決して諦めてはいけないと教えてもらった」と心境語る

 ABB FIAフォーミュラE世界選手権第9戦モナコE-Prixで、自身4年ぶりとなる優勝を飾ったニック・デ・フリース。長く続いた不運な流れを断ち切る勝利に、レース後には思わず「やっと報われた」と胸の内を明かしていた。
 現在モナコに居を構えるデ・フリースにとって、モナコE-Prixはより特別な一戦だ。優勝後にはモナコは特別な場所であり、僕のホームでもあります。チームと共にこれを成し遂げ、ふさわしい結果を残すことができたのは、ただただ信じられない気持ちです」と喜びを語っていた。

 その約1か月後、デ・フリースはフランスで開催されたFIA世界耐久選手権のル・マン24時間レースで総合優勝を達成。自身初となるル・マン制覇を成し遂げた。

 世界選手権における象徴的なレースを立て続けに制したデ・フリースは、第11戦三亜E-Prixを前に、その心境を語った。

「私にとっても、所属するマヒンドラ・レーシングとトヨタ・レーシングの両方のチームにとっても、信じられないような1か月になりました。象徴的な2つの勝利を手にすることができ、本当に感謝しています。いうまでもなく、ル・マンでの勝利はとても、とても大きなものです。他のふたり(のチームメイト)はすでに勝利を経験していましたが、私だけがまだ「青二才」でしたからね」

「本当に過酷でタフなレースでしたが、ル・マンは決して諦めてはいけないということ、そして最後までプッシュし続けなければならないということを教えてくれました。素晴らしい結果になりましたし、チームは昨年の厳しい結果から改善し、実行に移すという、信じられないほど見事な仕事をしてくれました。本当に感謝していますし、嬉しく思っています」

 ル・マン制覇の余韻が残るなかで迎えた三亜E-Prix。しかしそれからわずか数日後の開催であり、現地は気温30度を超え、湿度90%に迫る過酷な環境。
 コンディションについて尋ねると、デ・フリースは「きっと大丈夫」と答える。
「休む時間はありましたし、当然ですが今日(18日)はまだレースをするわけではないので、この暑さに少しずつ身体を慣らしているところです」

 自身の心境を語るデ・フリースだが、どうしても筆者と話したい話題があるようで、「それで…実は、ル・マンの日に、日本とオランダが対戦してましたよね」と切り出した。
 FIFAワールドカップ開幕戦では、デ・フリースの母国オランダが日本と2-2で引き分けた。ル・マンのレース後に試合を観戦していたようで、「レースの後に祝勝パーティーをしている間、ホスピタリティで観ていましたよ。いいゲームでしたよね」と笑顔を見せた。

 わずか1か月のあいだにモナコE-Prix優勝、そしてル・マン24時間レース総合優勝と、キャリアを代表するような時を過ごしたデ・フリース。三亜E-Prixでも3位表彰台を獲得し、シーズン後半の快進撃を誓う。

(文・写真一部=矢野 巧)

Shareこの記事を共有
X
前の記事来季、最終戦に選ばれた東京E-Prix。「他と異なるドラマチックなフィナーレに」とドッズCEO。日本市場の重要性も強調
次の記事高砂製作所、ローラ・ヤマハ・ABTのチームパートナーに。

コメント(0

コメントを残す