
フォーテスキュー・ゼロ・レーシングは6日、ABB FIA フォーミュラE世界選手権2026/27シーズンのマシンカラーリングおよびチーム体制を発表した。
今年9月に新たに発足した同チームは、オーストラリアのエネルギーソリューション企業フォーテスキューが運営するもので、フォーミュラE史上初のオーストラリア資本のチームとなる。
チームの初シーズンを戦うこのリバリーは、同社を象徴する鮮やかなグリーンとブラックを基調とし、チームの成り立ちや信念、目指す方向性を示すモチーフがあしらわれている。デザインの背景には、オーストラリアのピルバラ地域で建設を目指す同社初の環境配慮型鉱山の地形図を取り入れたほか、創業者であるアンドリュー・フォレスト博士と、イングランド出身の実業家であり、レース企業を立ち上げたフランク・ウィリアムズ卿へのオマージュも盛り込まれている。また、チームの価値観や「Never Ever Give Up」という精神を表現する意匠も含まれている。
チーム代表を務めるジム・ライト氏は、「私たちは周囲に埋もれるために参戦するのではありません。競争力を備え、独自の取り組みを実践し、グリッドにふさわしい存在として認められるチームを築くためにここにいます」と述べ、選手権において存在感を示す準備ができていると強調する。
「今回の発表は、私たちがどのようなチームなのかを世界に初めて示す機会となります。本当の仕事はすでに始まっており、来週サーキットでの走行を開始する際に、万全の準備を整え、積極的に挑戦し、チームとして成果を出すことを目指しています」
「新たなレーシングチームを立ち上げることは、大きな挑戦です。それこそが、このプロジェクトを刺激的なものにしています。私たちには強固な基盤があり、経験豊富で才能に恵まれた、意欲の高いメンバーがそろっており、競争に臨む準備はできています」
フォーテスキュー・グロース・アンド・エナジーのCEOであるガス・ピショ氏は「私はスポーツイベントで競争するために何が必要なのかを理解しています。フォーテスキュー・ゼロ・レーシングには、素晴らしいチームとなるための要素がすべて備わっている」と述べ、「我々は高い目標を掲げ、自らの力を信じ、勝利を目指して結果を残すつもりです」と続けた。
「電動モータースポーツの分野で技術を開発してきた段階から、実際にグリッドに立つ現在に至るまで、レースは常に我々のDNAの一部でした。今、我々はマシンに自らの名前を掲げ、その技術力を試すことになる。サーキットで得られる知見は、より高性能なバッテリー、より高速な充電技術、そして実社会で活用できる、より効率的な電動技術の開発に役立つでしょう」
フォーテスキュー・ゼロは、ジャガー製マシンを使用するカスタマーチームで、イングランドのキッドリントンにあるジャガー・TCS・レーシングのファクトリーに拠点を構える。来週には受領したマシンのロールアウトを予定している。
10月にはレギュラードライバーにダン・ティクタムとテイラー・バーナードの起用を発表していた。しかし、バーナードは今回の発表会を欠席したほか、すでに契約に署名済みであるにも関わらず、チームはバーナードの起用について言及を控えていた。これについて専門紙「FE Notebook」は、バーナードのマネージメント会社がチームとの契約に対し法的異議申し立てをしたと報じている。
急きょチームメイトが不在となったダン・ティクタムだが、「ゼロから新しいチームを築き上げるプロジェクトに参加できることは、とても刺激的です。私自身、これまでにも同様の経験をしてきました」と語った。
「この機会に携われることに本当に感謝しています。舞台裏では多くの作業が進められており、全員がサーキットでの走行開始時に最高の状態で臨めるよう、力を尽くしているところです」






コメント(0)
コメントを残す