
4月28日、ジャガー・TCS・レーシングは、創設以来チームを支えてきたミッチ・エバンスが、今シーズン(シーズン12・2026/2027)限りでチームを離脱すると発表した。

エバンスは、今季の第3戦マイアミE-PrixでフォーミュラE史上最多優勝となる15勝目をマークしたばかり。チームズチャンピオンシップでも首位にわずか3ポイント差の2位と好調を見せるジャガーを離脱することとなる。
エバンスとジャガーの旅路は、英国の名門ブランドがフォーミュラEに初参戦した2016/17年のシーズン3にまで遡る。当時ルーキーだったキーウィドライバーは、シーズン4では初表彰台、シーズン5では初優勝を果たし、順調に常勝チームへの進化をけん引してきた。
シーズン7では自身最高位となるチャンピオンシップ2位、シーズン8では3位、さらに翌シーズン9ではふたたびの2位に輝き、わずか3シーズンのあいだで10勝を記録した。
これほどまでの実績を残す一方で、ドライバーズチャンピオンにはいまだ届かず。史上最多15勝目を記録したマイアミでのプレスカンファレンスでは「フォーミュラEではまだやりたいことがある」と述べ、自身の悲願達成に向け新たな環境を求めた形となる。
また、ジャガーにとっては、昨季チャンピオンシップ2位のニック・キャシディの離脱に続き、2シーズン連続でタイトルを争える実力者がチームを去ることとなる。
エバンスは21日にポール・リカールで開催された次世代マシン公開テストにおいて、ジャガーのGen4マシンをドライブしておらず、チームからの離脱は公然の秘密でもあった。来季は新規参戦するオペルへの移籍が有力視されている。キーウィドライバーはくしくも再び新規参戦チームにおける先駆者として、けん引役を担うことになりそうだ

(文・写真=矢野 巧)




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