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日産のローランド、次世代マシン「GEN4」を初テスト。「加速は強烈ですべてが桁違い」

日産・フォーミュラEチームのオリバー・ローランドが、次世代マシン「GEN4」を初ドライブした。ローランドはマシンの圧倒的なパフォーマンスを高く評価し、「フォーミュラEにとって正しい方向への巨大な一歩」と大きな期待を寄せる …

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日産のローランド、次世代マシン「GEN4」を初テスト。「加速は強烈ですべてが桁違い」

日産・フォーミュラEチームのオリバー・ローランドが、次世代マシン「GEN4」を初ドライブした。ローランドはマシンの圧倒的なパフォーマンスを高く評価し、「フォーミュラEにとって正しい方向への巨大な一歩」と大きな期待を寄せる。

初のテストを終えたローランドは、その印象を次のように語った。

「GEN4マシンが持つパワーには、本当に目を見張るものがあります。追加されたパワーの多くがフロントから生み出されるという独特のパッケージなので、ドライバーとしてはまずこれに慣れる必要がありますね。パフォーマンスはGEN3から大きく向上しています。」

「高いダウンフォースのおかげで、これまでのマシンとは比べ物にならないほどのグリップが得られます。ディファレンシャル、四輪駆動、フロントアクスルのパワー増大など、新しい技術的オプションが満載です。パワーがほぼ倍増したことで、加速は信じられないほど強烈ですし、すべての挙動がこれまでより遥かに速く進みます。シャシーもアップグレードされましたが、GEN3マシンは正直かなり乗り心地が悪かったので、これはドライバーにとって大歓迎の進化です。」

「GEN2時代のドライビングが戻ってくる」王者が語る適応への自信

GEN2からGEN3のレギュレーション変更の際も、各ドライバーは適応に苦しんだが、ローランドは今回のGEN4への変化は自身のドライビングスタイルにとって好位に働くと予想している。

「個人的に、GEN3マシンはブレーキングのフィーリングが自分のスタイルにどうしても合いませんでした。だからこそ、GEN4への移行はポジティブなステップだと感じています。予選では、かつてのGEN2に近い感覚でドライブできるようになると思うので、自分にとっては良い傾向です。」

さらに、ローランドは独自の視点で新マシンのメリットを語る。

「テストを通じてマシンにどんどん馴染んでいき、すぐにペースを上げることができました。一番慣れる必要があったのはパワーステアリングです。これまでのキャリアであまり使ったことがありませんでしたから。ステアリングを通じてマシンの限界をどう察知するかを学び、パフォーマンス、パワー、そしてドライビングスタイルの面で最適化を図らなければなりません。」

「パワーとダウンフォースも、これまでとの大きな違いです。トップスピードもコーナリングスピードも上がっています。技術的な観点からマシンをどうセットアップするかに大きく左右されますが、間違いなく少し異なる方法でドライブする必要がありました。とはいえ、マシンの限界を引き出そうとする感覚はとても自然に馴染みました。」

集団走行は終わり?GEN4がもたらす戦い方の変化

一方で、マシンがより大型化・ハイパワー化することによって、近年のフォーミュラEの名物となっている「ペロトン(集団)レース」のような、一寸先が読めない大混戦のレース展開が変わるのではないかという懸念もある。これについてローランドは、すべては今後のレギュレーションの細部次第だと指摘する。

「これからのレース展開は、エネルギーマネジメントの規定に大きく依存するでしょう。フォーミュラEが従来のエネルギーマネジメントやアタックモードの要素を上手く残せれば、引き続き予測不可能な面白いレースが見られるはずです。一方で、スピードが上がりすぎて追い抜きの少ない従来のフォーミュラカーレースのようになってしまっては、ショーとして成立しません。」

「まだ他車の後ろを追従して走ってはいないので未知数な部分ではありますが、タイヤは頑丈そうなので極端な摩耗の心配はなさそうです。最初の数レースで、シリーズが培ってきた素晴らしいレースクオリティを維持するための微調整が行われるでしょう。」

最後にローランドは、この新マシンがシリーズの価値をさらに高めると強調した。

「外から見ても圧倒されるような迫力になるでしょうし、ドライバーはみんな本当にワクワクしています。これによってフォーミュラEへの信頼はさらに高まり、他のカテゴリーのドライバーからもより一層リスペクトされるようになるはずです。ラップタイムを比較すれば、途方もない飛躍を見せることになるでしょう。」

GEN4マシンは、11月に予定されているプレシーズンテストに向け今後も開発が続く。
しかし、昨季チャンピオンに輝いたローランドには、タイトル防衛という大きな任務が残っている。

ABB FIA フォーミュラE世界選手権の次戦は6月20日、中国・海南島のリゾート地で行われる「三亜 E-Prix」となる。

(文=河合優利)

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