
16日に開催されたフォーミュラE第9戦。ルーキー、ホセ・マリア・ペペ・マルティが15位から追い上げ、自身初となる3位表彰台を獲得した。

チームメイトのダン・ティクタムがポールポジションを獲得した予選だったが、マルティはデュエルに進出できず15番手グリッドからのスタートとなった。
レースでは好ペースを見せ、13周目にトップ10に浮上。終盤にピットブーストを消化すると6位で復帰した。その後アタックモードを使用しセバスチャン・ブエミとフェリペ・ドルゴビッチをオーバーテイク。最終的に4位でチェッカーフラッグを受けたが、前を走るティクタムのペナルティにより3位に繰り上がり、スペイン人ドライバーとして初めてフォーミュラEの表彰台を獲得した。

マルティは自身初の表彰台を「初の表彰台を獲得できたのは素晴らしい気分ですし、それを果たすのにモナコ以上の場所はありません。」と振り返る。
一方で、アントニオ・フィリックス・ダ・コスタと接触し33秒ペナルティを科されたチームメイトのティクタムに関しては、「結果にはとても満足していますが、接触のせいでダンがトップ3を逃してしまったことを思うと心が痛みます」と言及。レース後開催されたプレスカンファレンスでも、「コーチのような存在のダンから表彰台を奪うような形になるのは、当然気分の良いものではありません。」と複雑な胸中を語っていた。
ここまでチャンピオンシップ10位と”想像以上のルーキーイヤー”を過ごしていると話すマルティ。今週末のパフォーマンスに「ダンはポールポジションからスタート、僕が15番手から3位まで順位を上げましたし、車の調子は最高です」と話す。
さらに、「予選のパフォーマンスをもう少し改善できればレースが楽になりますが、主な目標はより高い安定感を見つけ、再びトップ5フィニッシュを目指して戦い、願わくばそれをシーズン後半戦を通して維持することです。」と、さらなる飛躍に向け目標を語った。

ラッセル・オヘイガン代表は「私たちにとって競争力のある1日となりました。」と振り返る。
「ダンは予選で格別のパフォーマンスを披露し、ペペは力強いリカバリーの走りを見せて自身初のフォーミュラE表彰台を獲得してくれました。」
レース前、昨季のモナコはターニングポイントとなったと話していたオヘイガン代表。「モナコは(昨季)本来のポテンシャルを証明できた最初の場所であり、特別な場所だと感じていますから、この週末に向けては大きな期待を抱いていました。ペペにとって、ペナルティによる繰り上がりは決して理想的ではないかもしれませんが、彼がトップ3にふさわしい走りを完全にやり遂げた結果です。モナコで15番手から表彰台まで戦い抜くには、落ち着き、知性、そして自信が必要であり、彼はチームに加入して以来、そのすべてを存分に示してきました。ペペの表彰台は『もし』ではなく『いつ登るか』という時間の問題だとずっと思っていましたが、ここモナコでそれを達成できたのは素晴らしい成果です」
(文=矢野 巧)






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