
ABB FIA フォーミュラE世界選手権 第15戦 東京E-Prixの予選が行われ、エドアルド・モルタラ(マヒンドラ)がポールポジションを獲得した。
予選開始時の気温は28度、降水確率は40%。13時半から予定されていた走行は雷雨の影響で中止となったため、各ドライバーにとって、この予選がこの日最初の走行となった。
雨は上がっていたものの、コースの一部にはまだ濡れた箇所が残る。走行を重ねるほど路面状況が改善するとみられ、セッション終盤にタイムを記録するほど有利になるコンディションで予選が始まった。
グループ予選Aには、ジャガー、アンドレッティ、エンビジョンの各2台が揃って入った。
トップタイムを記録したのはアントニオ・フェリックス・ダ・コスタ(ジャガー)。チームメイトのミッチ・エバンスが2番手に続き、ジャガーがグループの上位2枠を占めた。
ノーマン・ナトー(日産)は4番手に入り、デュエル進出を決めている。
一方、前日にポールポジションを獲得したアンドレッティは、2台とも下位に沈んだ。フェリペ・ドルゴヴィッチが8番手、ジェイク・デニスが9番手に終わり、ともにグループステージで敗退した。
グループAからデュエルへ進んだのは、ダ・コスタ、エバンス、セバスチャン・ブエミ(エンビジョン)、ナトーの4人となった。
グループ予選Bには、マヒンドラとローラ・ヤマハ・ABTの各2台に加え、日産のオリバー・ローランド、ポルシェのパスカル・ウェーレインらが入った。
ここではマヒンドラ勢が速さを見せ、モルタラがトップ、ニック・デ・フリースが2番手を記録。マヒンドラがワン・ツーでデュエル進出を決めた。
3番手には前日の第14戦を制したダン・ティクタム(クプラ・キロ)、4番手には過去の東京E-Prixで勝利を挙げているローランドが入り、上位4枠を確保した。
前日のレースをリタイアで終え、ドライバーズランキング2位へ後退したウェーレインは6番手。デュエル進出には届かず、タイトル争いに向けて苦しいグリッドから決勝を迎えることになった。
ローラ・ヤマハ・ABTも2台とも上位4台に入れず、ルーカス・ディ・グラッシ、ゼイン・マローニともにグループステージで姿を消した。
デュエルの準々決勝では、ローランドに痛恨のミスが出た。
モルタラとの対戦に臨んだローランドは、1コーナーで止まり切れずにオーバーシュート。すぐにコースへ復帰したものの、1秒近いタイムを失った。
FP2、前日の予選と決勝に続き、思うような結果を残せていないローランドにとっては、流れを変える機会とはならなかった。モルタラは安定したアタックでローランドを退け、準決勝へ進出した。
その後も勝ち上がったモルタラは、デュエル・ファイナルでダ・コスタと対戦。両者はそれぞれグループ予選をトップで通過しており、ドライバーズランキングでも同じ113ポイントで5位に並ぶ者同士の直接対決となった。
この頂上決戦を制したのはモルタラ。
前日の第14戦予選では、デュエル・ファイナルでデニスに敗れて2番手に終わっていたが、今回はダ・コスタを下し、ポールポジションを獲得。前日の雪辱を果たす走りで、決勝の最前列を手にした。
第15戦の決勝レースは、現地時間20時05分にスタート予定。依然として雨の予報も残っており、東京での2度目のナイトレースは、天候を含めて予測の難しい一戦となりそうだ。
ABB FIA フォーミュラE世界選手権 第15戦 東京E-Prix 予選結果
1位 エドアルド・モルタラ(マヒンドラ)
2位 アントニオ・フェリックス・ダ・コスタ(ジャガー)
3位 ダン・ティクタム(クプラ・キロ)
4位 テイラー・バーナード(DSペンスキー)
5位 ニック・デ・フリース(マヒンドラ)
6位 ノーマン・ナトー(日産)
7位 ミッチ・エバンス(ジャガー)
8位 オリバー・ローランド(日産)
9位 ペペ・マルティ(クプラ・キロ)
10位 ニコ・ミュラー(ポルシェ)
11位 パスカル・ウェーレイン(ポルシェ)
12位 ジャン=エリック・ベルニュ(シトロエン)
13位 ニック・キャシディ(シトロエン)
14位 セバスチャン・ブエミ(エンビジョン)
15位 マキシミリアン・ギュンター(DSペンスキー)
16位 フェリペ・ドルゴヴィッチ(アンドレッティ)
17位 ゼイン・マローニ(ローラ・ヤマハ・ABT)
18位 ジェイク・デニス(アンドレッティ)
19位 ルーカス・ディ・グラッシ(ローラ・ヤマハ・ABT)
20位 ジョエル・エリクソン(エンビジョン)
(文=河合優利)






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