マレリ、日産フォーミュラEチームとテクニカルパートナーシップ契約を締結。将来的には制御システム開発でも協力か。【フォーミュラE】

マレリ、日産フォーミュラEチームとテクニカルパートナーシップ契約を締結。将来的には制御システム開発でも協力か。【フォーミュラE】

マレリは11月6日、日産フォーミュラEチームとテクニカルパートナーシップ契約を締結した事を発表。契約は2年契約であるという。

©︎ 日産自動車株式会社

フォーミュラE シーズン11のプレシーズンテストが行われている最中である、ハラマ・サーキットにおいて、マレリのロゴが入った日産のマシンが初公開された。

マレリは2019年に、カルソニックカンセイとマニエッティ・マレリが経営統合した事により誕生。「マレリ(MARELLI)」ブランドで現在グローバル化を推し進めている。このマレリは10月23日、日本ラヂヱーター、カルソニックカンセイ時代から43年間続いていたチーム・インパルとのスポンサー契約を、2025年2月の契約満了をもって終了する事を発表しており、大きな話題となっていた。

なおこのマレリは、フォーミュラE 2026/2027シーズン(シーズン13)から導入される”GEN4″マシンのフロントパワートレインサプライヤーとなる事も正式発表済みだ。

そんなマレリは、マニエッティ・マレリとして世界的な自動車分野、モータースポーツ分野におけるテクノロジーパートナーとして100年にわたり活躍してきた歴史も持つ。

今回の提携により、日産フォーミュラEチームに対して、将来的にマシンのパワートレイン開発へ生かせる分野を模索していくという。そして技術革新と製造における確固たる実績を活用し、電動化モータースポーツにおける技術的知見をさらに発展させることを目指すとしている。

テクニカルパートナーシップに加え、マレリのロゴが車両のリアウイング、日産チームのガレージ、公式サイトをはじめとするマーケティング・プラットフォームに掲出される予定だ。

トマソ・ヴォルペ(日産フォーミュラEチームマネージング・ディレクター兼チーム代表)のコメント

「私たちは、業界をリードするマレリ・モータースポーツとチームを組むことを非常に誇りに思います。彼らが参加してくれることは素晴らしいことで、制御システム開発における協力の可能性を探ることを楽しみにしています。この選手権は非常に競争が激しいので、最高の企業と提携していることが重要です。そして、マレリ・モータースポーツはその条件にぴったりだと考えています。彼らと共に働けることを楽しみにしており、実りある関係を築けると確信しています。」

リカルド・デ・フィリッピ(マレリ・モータースポーツ代表)のコメント

 「日産自動車との長期的な技術提携をフォーミュラEプログラムに拡大し、両マシンのリアウイングにマレリのロゴを誇らしげに掲げることができることを嬉しく思います。チームと緊密に協力し、モータースポーツと市販車市場の両方で日産との関係を強化することを楽しみにしており、今後、技術的な貢献をさらに高めていきたいと考えています。」

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